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ヒグマのたわごと

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 東京生まれの東京育ち、葛飾は柴又の帝釈天で産湯を使い、というのはさすがに嘘だが、その自分が北海道に移住を決め込んでから早いものでもう20年が過ぎた。まさに、光陰矢の如しといったところか。大都会に住んでいた身が北海道の東の大地に居を構えてみれば、驚くことの多いこと、多いこと。
 通勤途中に事故に遭遇した動物を拾うことなど、数えきれず。エゾタヌキ、エゾシカ、カラス、キタキツネ、フクロウ、コウモリ、トンビ、それにイヌやネコ。そのたびに我が家は動物病院と化している。現在、イヌ多数、ネコ多数、そしてカラスが下宿している。さすがにキタキツネやらエゾシカやらは、下宿は気に入らなかったとみえて早々に出て行ってしまった。
 幼い頃より、やると思えばとことんやらねば気がすまないタチだったから、こちらに移住してきてからも仕事はもちろんのこと、仕事以外のことがらでも、気になるモノはすべていじり、ころがし、熱中して暮らしてきた。そもそも仕事に関係がないからコストもなにもあったものではない。すべてを告白したなら、細君に離縁状を叩き付けられるぐらいのコストがかかっていることは疑いようもない。そんなふうにして、そこら中にころがっていた種々雑多の切れっ端が、不惑の齢も過ぎて、だいぶそぎ落とされ凝縮されたところで、思い立ったのがこのブログである。この世のわずかの方にでも読んでいただければ、この上ない喜びである。

 国破れかぶれでも山河あり。

 自宅の窓からは相変わらず釧路湿原と阿寒の山々を見ることができる。今の時期は、蒸気機関車が湿原の中をトコトコ走っていく。それを横目に、膝の上にはペルシャネコ、肩の上にはハシブトガラス、はてさて、北海道ではたらくヒグマのブログ、はじまり、はじまり。

この記事について

この記事は著者が2007年1月27日に書いたものです。

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