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Mac で Web 開発(下)

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 ここで一応、決まり文句を並べなければならないのは残念ではあるのだが。このブログをお読みになってご自身のMacを操作し、その結果、システムが動かなくなったり大事なファイルが吹っ飛んだりしても、当局はいっさい関知しない、というより、責任のとりようがない。必ずバックアップをおとりになってからお試しいただけると幸いである、ということで?!
 ただし、可能な限り正確な情報と、他のサイトの受け売りではなく、自分が実際に実行して確実に保証できる事柄しか書くつもりはないので、その点、安心してお試しくださって構わない。しかし、それぞれの事情により筆者の想像を超える状況が実現する可能性も否定できないので、なにかが起こったからといって怒ったりしないで、笑って許していただきたい。なにか問題があれば、コメントをしていただけると嬉しい。万が一、自分にミスがあった場合には即時訂正するつもりでもある。

【"X11" と "Xcode"】
 まずはじめに重要なことを一つ。OS をインストールするときには、カスタムインストールのオプションから "X11" にチェックをいれて、いっしょにインストールしておくのを忘れないように。"X11" をインストールすると開発に必要な UNIX用の各種ソースがいっしょにインストールされるからである。なお、OS をインストールする際に一緒にインストールしなかったからといって、あわてて初期化してしまったとしても、当局はいっさい関知しない。何故なら、あとからでもインストールディスクからインストールが可能だからである。
 次に、Mac OSX のインストールディスクにも付属している開発用のツールである Xcode をインストールするのだが、いろいろな理由からどうしても最新版をインストールしたい。特に Intel Mac を使っている方は 2.4 以上のバージョンが必要なはず。Power PC をお使いの方も最新バージョンをダウンロードされることをおすすめする。Xcode のページ から、ダウンロードできる。ADC のメンバー登録が必要になるが、めんどうくさがらずに、住所やら氏名やらを半角英数字で入力して登録しよう。有料のオプションもあるのだが、無料メンバーとしても登録できる。これで貴方も Apple Developer Connection "りんご開発者連絡協議会"のメンバーだ!金は払っていないだろうけど。。。カッコイイ"Mac の UNIX 使い"への第一歩である。

 その他、必要なモノ、あると便利なモノ、を見ていくことにしよう。
【ターミナル】
 まず、ご自分のアプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダの中にある、ターミナル。UNIX がもともと持っているユーザーインターフェースである"デスクトップ"は、目で見ることができない。その"デスクトップ"上で UNIX を操ることを可能にするアプリケーションが"ターミナル"である。UNIX の"デスクトップ"(一般的には"シェル"と呼ばれている)には、いろいろあるのだが、今の Mac は、その中の "bash" という "デスクトップ (シェル) " を使っている。ターミナルは、この "bash" の上で UNIX にあれこれ命令を出していく"窓"のようなものである。これがなければお話にならないため、ご自身のドックに入れていつでも使えるようにしておこう。ただし、きわめて強力なツールであるため、その実行にあたっては十分な注意が必要である。
 参考書としては
が適当か。この手の本は下手をするとすぐに絶版になってしまうのでご注意を。
【テキストエディタ】
 次に、PHP 等でプログラミングをするためには、実際にプログラムを書くワープロのようなアプリケーションが必要になる。こういった"エディタ"で特に気をつけなければならないのは、テキストエンコーディングと改行コードの2点である。テキストエンコーディングに関しては、Shift_JIS および EUC-JP だけではなく UTF-8 に対応していなければお話にならない。改行コードに関しては、かつての Mac で一般に使用されていた"CR"ではなく、UNIX で一般的な"LF"で編集、保存できるものでなければならないので注意が必要である。Mac は標準でアプリケーションフォルダの中にテキストエディットというアプリケーションを持っているが、改行コードは "LF"を使えるのはいいとして、テキストエンコーディングに多少の問題があって、現時点では実際にプログラムを書くのには向かない。アップルもそういった使われ方を想定していないようである。筆者は、
 ・Jedit X(有料)
 ・mi (無料)
の2種類を主に使っているが、HTML、CSS、PHP、Perl 等のプログラミングに特有の記号やタグに色付けがされたりする機能があるため、プログラムの見通しがよくなり使いやすい。もう少し上級になってくると、先ほどの"Xcode"の含まれている"エディタ"を使うこともできる。
 いずれにせよ、プログラミングをしているときには常に使うものでもあり、是非とも気に入ったものを見つけておきたい。

以上、Mac で Web 開発をしていくための知識と準備を駆け足で説明してきた。さあ、"Mac の UNIX使い"をめざしていっしょに頑張ろう。

この記事について

この記事は著者が2007年4月 6日に書いたものです。

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