さあ、いよいよ、 Mac OS X 10.5 Leopard で使う開発環境の作り方を解説していきたいと思う。特に MovableType を動かせるように環境を整えてみることにする。Mac OS X 10.5 Leopard に開発環境を作りたい方はもちろん、MAMP をお使いになる方にも、参考になると思う。ちなみに筆者は両方使える環境を整えている。まずは、 MySQL からである。
一般の Mac OSX 10.5 では 10.4 同様に MySQL は搭載されていない。 Mac OS X 10.5 server においては、MySQL 5.0.45 が搭載されている。したがって、Mac OS X 10.5 server 向けの開発には MySQL 5.0.45 以上のバージョンを使うことになる。初期の Mac OS X 10.4 server には MySQL4.0 系列がインストールされていたのだが、現在は 4.1系列が使われている。Mac OS X server 10.4 には、アップデートをかけると PHP 4.3 と MySQL 4.1 が組み込まれてしまう時期があって、うまく接続できなくなってしまったトラブルがあったのは、先に書いたとおりである。現在では、PHP の方が 4.4 になっているので接続ができないというトラブルはない。今から開発環境を組むのにあたって、"Mac OSX server 10.4 と同じ環境を作りたい"という場合と、自分の使う予定のレンタルサーバに合わせる場合には、やむを得ず MySQL4.1系列を使うこともあるだろうが、今後のことを考えると、MySQL5.0系列をインストールしておいたほうがよいのは明らかである。
MySQL のダウンロードページ から、Mac OS X (package format) downloads を選んで、intel Mac の場合には、Mac OS X 10.5 (x86) の、PowerPC Mac の場合には、Mac OS X 10.5 (PowerPC, 32-bit) の、インストールパッケージになっているものをダウンロードする。筆者は書きまちがいをしているわけではない。 Mac OS X 10.5 Leopard では、32bit でも 64bit でも、どちらのアプリケーションも問題なく動くので、安心して 32bit 用をダウンロードすること。実は、Mac OS X 10.5 Leopard は本当の意味での 64bit OS ではないので、開発環境をすべて 32bit バージョンにできるなら、その方がずっと安定している。次に出てくる "Snow Leopard" では、ついに OS の基幹部分がかなり 64bit 化されることがアップルから公式にアナウンスされているので、開発環境の方もやっと 64bit 化してもいいかもしれない。
要は、 64bit の方が速そうで高級な感じがするからといって 64bit バージョンをインストールしたりするから、いらぬ苦労を背負い込むことになるということだ。Windows なぞ OS 自体が 32bit バージョンと 64bit バージョンに元から分かれてしまっている。かの スティーブ ジョブス も、ことあるたび誇らしげに、 " Mac は動作する OS X は1種類だけという環境で 32bit アプリケーションと 64bit アプリケーションを同時に動かせる" と、語っている。それぐらいヤッカイな問題を含んでいるということなのだ。興味のある方は、是非、お調べあれ。
これが、重要なキーポイントの第1である。間違っても、 64bit 用をダウンロードしないこと。これは、 Mac OSX 10.4 をお使いの方も同様である。
これは、特に Movabletype の開発環境を作ろうと思われるなら、なおさらである。64bit 用をインストールされても、PHP 等は問題なく動くのであるが、特に、DBD::MySQL のインストールで、たいへん面倒な思いをされることになる。今のところ、安定した開発環境を作ってみようと思われるのなら 32bit 用をインストールすることがコツである。
余談ではあるが、インストールパッケージは、システム環境設定から、MySQL をスタートしたりストップしたりすることができるコントロールパネルが付属している。このコントロールパネルは、初期の頃は 10.5 用のものがうまく働かずに問題になっていたこともあったのだが、現在のバージョンでは問題なく使えるものになっている。
というわけで、ご自分の環境に合わせて、以上の説明の通りに 32bit 用 MySQL をダウンロードしていただきたい。上の図のように、MySQL のインストールパッケージを開き、その中の MySQL のパッケージ および MySQL StartupItem のパッケージ をダブルクリックしてインストールし、その後、下の図のように "MySQL.prefPane" をダブルクリックまたは、ドラッグ&ドロップして、システム環境設定にインストールしておく。こうしておけば、このコントロールパネルから MySQL をスタートしたりストップしたりすることができる。
ところで、喜び勇んで、phpMyAdmin から、ホントにインストールされたかどうか、確かめてもムダである。まだ、設定が残っている。Mac OS X server 10.5 Leopard では、おそらく大丈夫なのだが、Mac OS X 10.5 Leopard では、ソケットファイルの場所が違うため、PHP から、アクセスできないのである。
そうそう、もうひとつ。中上級者はこの限りではないが、MySQL にユーザー名やらパスワードやらをあわてて "ターミナル" から設定しないように。自分のコンピュータの中で動いている MySQL から、いったい誰がデータを盗んでいくのだろう。 phpMyAdmin あたりを使ってゆっくり設定すれば良い。あとでちゃんと説明する。
【Mac OS X server 10.5 Leopard を使って、MovableType を動かす場合】
Mac OS X server 10.5 Leopard では、最小限のパターンの MySQL がインストールされている。したがって、不足する MySQL client libraries と headers 部分を足しておかなければ、DBD::MySQL のインストールができない。このあたりの事情は、 APPLEの記事に記載されている。このページから、 "MySQL-43.binaries" をダウンロードし、そのページに記載されているとおりにインストールしておくこと。
蛇足ながら、初心者の方のために一応説明をしておくと、デスクトップにダウンロードした場合なら、 "ターミナル" を起動して、
cd Desktop/MySQL-43.binaries.tar.gz
と入力してリターン、その後で、
sudo tar -xzvf MySQL-43.root.tar.gz -C /
と入力してリターン、パスワードを入力すれば、インストールされるはずである。

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